【レビュー】【防音室】S‐OTODASUⅡ LIGHT 11×12D

2022年10月7日金曜日

機材

t f B! P L
気がねなく楽器の演奏や録音をするために『OTODASU』という防音室を買ったのでレビューします。

最初に購入してよかったかどうかですが、「購入してよかった」と思っています。ただし、「自分でカスタマイズする」という前提での話です。

購入した理由や使ってみた感想、メリット・デメリットをお伝えしていきます。

「OTODASU」とは?
楽器の練習だけでなく、テレワークや動画配信にも最適!誰もが手軽に使える防音ルームを目指してCoolish Music(株)が開発した、高い防音性能と手軽な価格を両立した圧倒的なコストパフォーマンスを誇る新型防音ルームです

[島村楽器さんのサイトから引用](https://www.shimamura.co.jp/shop/kokubunji/product/20211213/7774)

【購入したモデル】

S‐OTODASUⅡ LIGHT 11×12D  (オトダス2 ライト)

外寸:W1240×D1340×H1917mm 

内寸:W1100×D1200×H1900mm

島村楽器さんの専売モデル2機種のうちのひとつです。

【使用用途】

  • ボーカルや木管楽器などの音量がそれほど大きくなく、低音域ではない楽器の録音
  • 生楽器の練習
  • 【購入した理由】(=メリット)

    ・予算10万円代  
    ・引っ越しの際に自分で解体と運搬が可能  
    ・素材が紙のダンボールではない(OTODASUは素材がプラダン)  
    ・組み立てが難しくない  
    ・自分でDIYによるカスタマイズ(遮音+吸音)をしても予算内に収まる  
    ・すごく重いわけではないので、部屋においても位置の微調整が可能  
    ・すごく重いわけではないので賃貸の部屋に設置できる  
    ・内寸がちょうどよかった  
    ・梱包サイズを調べると部屋への搬入がいけそうだったから  

    【デメリット】

    ・仕様上、隙間ができる(角や扉など)のでカスタマイズしない場合は完全な防音は実現しない  (特に扉は中から閉める際に、扉自体にそりがあるため、完全には閉まらない。個体差があるのかもしれません)  
    扉の下に少し隙間ができる

    ・床のパーツが思ったよりも薄いので低音の防音はほとんどできない  
    ・天井が手動で回す換気扇のような仕様になっているため、音漏れが発生する  
    ・換気扇がついていないので、室内の温度がかなり高くなる(換気についてのカスタマイズが必須)  
    ・梱包のサイズが大きいので部屋によっては搬入できない可能性がある
    ビニールの紐をつけることで、室内から扉を閉める時に3箇所のマジックテープで固定しやすくしています。見た目があれですが…
    梱包サイズかなり大きいです。梱包の個数は2つです
    SCREW LOOKと呼ばれる回して固定するパーツが入っています
    これも固定するためのパーツ
    組み立てる前にしっかりと折り目をつけた方が作業しやすかったです

    組み立ては同封のマニュアルと以下のOTODUS公式サイトの組み立て動画を見ながら、大人二人で約40分かかりました。

    【組み立て】

    メインのパーツが重たいのでひとりでの作業は転倒などの危険があるので、二人で作業した方がいいと思います。(安全のため)

    また壁になるパーツを設置して固定する前に折り目をつけた方が作業しやすかったです。床のパーツは壁を組み立てた後でも設置が可能でした。固定パーツを取り付けるのに、背の低い方は脚立などがあった方がいいかもしれません。

    組み立てに関しては特に難しくないと思います。

    【使ってみての感想】

    購入する前に楽器店で実物を見て、演奏する楽器の防音具合を確認していました。OTODASUをそのままでの使用では考えてなくて、遮音シートと吸音材を設置して使ったら想定通りに防音されたので、買ってよかったと思っています。

    【カスタマイズの内容】

    *カスタマイズ途中ですが、すでに防音の効果があるので書きます。

    遮音シートを床と入口右の壁に設置し、ピアリビングさんで購入したロックウールボードを右側の遮音シートの上に4枚設置しました。後々、他の壁にも遮音シートと吸音材を設置する予定です。

    扉の所に仕様上どうしても隙間ができるので、ホームセンターでプラダンを2枚購入し、それらを重ねた上にサウンドガード(吸音と遮音のセット)を貼り付け、2箇所に取手をつけました。こうすることで室内に入った後、扉を閉め、その扉の所に内側からサウンドガードで蓋をすることで、簡易的な二重扉を実現させました。
    サウンドガードに木の取手をつけてます
    個人的に効果は高いと思います。
    1kHz以下の音に対しても防音効果があるところがポイント
    現場、理想通りにカスタマイズが完成していませんが、OTODASUの性能にプラスして防音性能は上がっています。

    残りの壁と天井そして換気扇の施工が終われば、イメージ通りの防音室が完成すると思っています。(目標30dB減!)

    天井にも遮音と吸音をすると室内が暗くなるので、たぶんLEDの小型照明も必要になるはずです。

    【最後に】

    youtubeを見ると5~6万で自作防音室を制作されている方が何人もいらっしゃいますが、自分はDIYがとても苦手なので、製品としてある程度出来上がっているものをもとにして、そこから自分で遮音シートとかを取り付け防音性能を高めようと思いました。

    そうすることで予算はあがりますが、失敗するリスクをおさえて、それほど多くの時間をかけなくても自分の希望する防音室が実現できると思ったからです。

    あと引っ越しする時に解体が簡単にできるという理由も大きいです。(木材や釘を使っていない)

    これからまた残りの壁面等のカスタマイズをしていく予定なので、また記事を書こうと思います。

    読んでいただきありがとうございます。

    ほせい

    プロフィール

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    横檬 龍彦(ヨコモタツヒコ) 音樂評論家 「すべての作品はそれが存在している時点で評論される価値がある」 世界丸音普及協会理事長 著書「なつかしくてあたらしいひびき」 「まるいおとのつくり方」(絶版) *これはすべてフィクションであり横檬は建水歩星の評論家としての名前である。なお記事内で両者は区別される

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