【ライブレポート】10/12(金) GOOD COFFEE FEST@HANSHIN

2022年10月20日木曜日

TINÖRKS ライブレポート

t f B! P L

 *この記事は以前自分の他のブログに投稿(2018年12月7日)していたものを一部修正加筆し転載しました 

ライブレポート 阪神梅田本店「GOOD COFFEE FEST@HANSHIN」

【未来へ旅した音の余韻 ⅱ

大阪でライブをするのは2017年11月2日大仙公園で行われた「灯人の集い2017」以来約1年ぶり。メンバー全員大阪在住ですが、意外に地元でのライブが一番少ないです。(笑)

今回は国内最大級のオンラインコーヒーメディア「Good Coffee」が主催する「TOKYO COFFEE FESTIVAL」の関西版ということで全国からロースター17店舗が集まった大規模なイベント。

たくさんの種類のコーヒーを飲めるだけでなく、ハンドドリップ講座やトークイベント、コンサートもあり充実した内容です。

【関西のノリ】

当日、近くでスタジオリハを済ませ会場入りするともうすでにたくさんの来場者がいました。淹れたてのコーヒーのアロマが会場を包むように広がりなんとも心地いい雰囲気。

演奏は16時と18時の2ステージ。機材をセッティングしていると見知らぬ方に突然話しかけられました。

(足元にあるモニタースピーカーを指差して)「このスピーカーは何で客席の方を向いてないの?」

セッティングに集中していたのでびっくりしましたが、演者用のスピーカーであることとお客さんには両サイドのメインスピーカーから出る音を聞いてもらうこと、モニターとメインスピーカーの違いを説明すると

「なるほど!、そうなんかあ〜」と理解してもらえました。ライブ後にも雫がリコーダーをやっている人に話しかけられてました。この辺がまさに関西のノリ(笑)

初対面の人同士でもフランクに接することができるというのが関西気質のいい所かもしれませんね。

僕は生まれも育ちも関西なので、そういうコミュニケーションの取り方に慣れてますし、その感じが好きです。


【set list】

(1ステージ目)

1. Komorebi

2. Fullerene

MC

3. Quark

4. Rigel

MC

5. Homing


(2ステージ目)

1. Komorebi

2. Fullerene

MC

3. Quark

4. north

MC

5. Sinfonia


3人編成だったこともあり、かなり久しぶりに「Homing」「north」を演奏。特に「Homing」のミニマル感とグルーヴはコーヒーを飲んでいる時の心地よさになぜかぴったり合うので不思議です。リラックスできる音の成分が入っているのかもしれません(笑)

イベントの特性上、お客さんは自由に移動ができて、かつコーヒーを片手に持っているので、演奏後の反応は正直な所、期待していなかったのですが、30人以上の方が足を止めて聞いてくださり、たくさんの拍手をいただけたことは驚きでした。

【ライブ動画】Komorebi after a rain]

(PAの貴瀬さんに撮影していただきました。ありがとうございます!)

【心地よさのエッセンス】

エレクトロニカの音楽は一見するとこういうオープンなイベントには似合わないように思うかもしれません。けれど雰囲気を音楽で奏でるようなTINÖRKSの演奏スタイルは、音から心地よさのエッセンスが抽出されるので意外にはまります。

演奏後に阪神百貨店の担当者の方から

「とてもよかったです!」

と直接僕に声をかけていただいた時、ほっとしたのと同時に、TINÖRKSの表現したいエッセンスをお伝えできたのかなと思いました。

【ジャンルに関係なく】

TINÖRKSの活動を始めようとした時、「ジャンルにとらわれないで表現したい」というのがコンセプトのひとつでした。

それはロック、ポップス、アンビエント、エレクトロニカ、現代音楽、民族音楽など様々な音楽のジャンルの要素を自分なりに取り入れたいという意図がありました。

さらにそれだけではなく、異なる環境、場面、年齢、性別、国籍、バックグラウンドに関係なく、楽しんでもらえることも意図していました。

コーヒーに音楽を添えて、ティンホイッスルなどの民族楽器と電子楽器、一般的ではない音色を使ったリズムトラックを組み合わせたサウンドをおそらく普段聴かないであろう方々に、お届けできたことは、とても意義のあることだと感じています。

誰にでも愛されるコーヒーのフレーバーに音楽を添えることができたことは僕たちにとって最高のひとときでした。

【ライブを終えて】

PAを担当していただいたのは、以前演奏させていただいた北欧フェアやクリスマスマーケットでもお世話になったStudio MA-Moonの貴瀬さんでした。

モニターバランスがすばらしく、細かな所にも気を遣っていただけたので演奏に集中することができました。

またハーモニーフィールズの山田さんにはアテンドしていただいたり、機材運搬、ドリンクをいただいたりして、細やかな気配りに感謝しています。

司会をしていただいた高田さんには、TINÖRKSの紹介をしていただいて演奏しやすい雰囲気を作っていただいたことがうれしかったです。

ミュージシャンにとって至れり尽くせりの環境を整えていただけたからこそ、自然体で心地いい世界観を創り出すことができました。


ライブをお聞きいただきましたみなさま、演奏のお誘いをいただいたハーモニーフィールズの小巖さん、アテンドしていただいた山田さん、PAをしていただいた貴瀬さん、司会をしていただいた高田さん、GOOD COFFEEのディレクター竹内さんとスタッフのみなさま、阪神梅田本店のご担当者様、演奏させていただきましてありがとうございました。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

ほせい

プロフィール

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横檬 龍彦(ヨコモタツヒコ) 音樂評論家 「すべての作品はそれが存在している時点で評論される価値がある」 世界丸音普及協会理事長 著書「なつかしくてあたらしいひびき」 「まるいおとのつくり方」(絶版) *これはすべてフィクションであり横檬は建水歩星の評論家としての名前である。なお記事内で両者は区別される

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